2009年6月25日木曜日

場のギフト

ある人から頂いた言葉です。

とてもいい言葉だと思いました。

「場」は、どんな「場」であっても様々なギフトをくれます。

ときには厳しいものや辛いものであるときもあるけれど、
喜んでもらえるギフトを持ってかえってもらうには、
そこに参加する人がみんなそんな意識でいることが
必要だとおもいます。

「場」を作るものとして、そんな意識を持ってもらえるように
どのように準備するか、リードするか、エスコートするか、
そんなことを考えなければならないとおもいます。

場は生き物だとよく言われます。自分自身がその場に
どのように関わっているのか、そんなことを意識するのが
リーダーシップにとって重要なことかもしれませんね。


2009年6月20日土曜日

マイクロソフトのリーダーシップ

東京大学中原淳教授主催の

Learning Bar @ todai

に参加しました。

テーマは、

マイクロソフトのリーダーシップ開発を主要テーマに、いかにリーダーを
育成するかについて、マイクロソフト社小林いづみさん(People and
Organization Capabirity部門)を交えてのセッションとなりました。

興味深かったのは、リーダーシップ開発はプロセスであるという点。
目的があり、その目的を達成するためにプロセスを通してリーダーシップを
開発する必要があるということ。

つまり、その状況や問題によって、求められるリーダー像は多種多様である
ということです。

最初は目的があったものが、そのうち目的がなくなり、リーダーシップ開発
そのものが目的化してしまう。そのような危険性を十分指摘されていました。

あなたの組織にとって必要なリーダーシップとは何ですか?

「リーダーシップ」をどう作るかを考える前に、十分考えるべきテーマです。

2009年6月18日木曜日

Yes,and

対話は、「複数の人が集まり、利害関係を抜きにして、新しいものを生みだす創造的
な言葉のやりとり」と定義できるとおもいます。
たとえば会議で、

「私の意見はこういうことで営業部に....」

「いやそうではなくて今の現状を考えると開発の人材が...」

というやりとりが良くありませんか?それはそれぞれが自分の利害を考えて相手を
説得しようとしているか、交渉しているか、つまり自分自身のことだけを考えて相手
に情報を発信しているということにほかならないのだと思います。

重要なのは相手の発する言葉に対して、それをまずは受け入れ、それをさらに
良くするアイディアをそこに付け足すこと。

Yes , and ... の精神ではないでしょうか?

Yes , and ...

明日から実践してみては?

2009年6月16日火曜日

場の空気にあわせる

会議において、誰がその場でイニシアチブを取るかはその場で決めれば
よいのではないかと最近思うようになった。
リーダーだから場を仕切らなければ、積極的に発言しなければという意識は
場を壊す可能性も内包している。

対話の中でそれぞれの発言や流れに意識を向けていれば、自然と自分が
取るべき役割は決まって来る。重要なのは、対話のプロセスを管理する立場として
流れがうまくいっているか、それぞれの個人の特性を生かした会話の場
作りができるかを誰かがきちんと読みながら適切な「問い」を投げかけること
ができるかどうかだ。

学習する組織に不可欠なアクションラーニングにおいても問いは重要な
要素だ。会話は問いから始まる。適切な人に適切な問いを投げる技術。
これが対話をリードするものにおいて不可欠な要素だ。

2009年6月15日月曜日

リーダーシップの旅

日本におけるリーダーシップ研究の第一人者
野田智義さん、金井壽宏さんの共著「リーダーシップの旅」にこんな
一説がある。忘れないでおきたい大切な言葉だ。


夢を持ったり、志を立てたりすることは、「自分探し」と一件似たところが
ある。しかし、自分探しが、逃げ道や問題先送りの言い訳になっている限り、
それは私たちをどこにも連れて行ってくれない。自分探しに明け暮れるよりも
今の場所にとどまり、現実と向き合って、自分にとってのハードルを一つ一つ
乗り越えていくことが必要ではないだろうか。
実績を上げ、人の信頼を勝ち取り、信用を蓄積していくことは、自分にとっての
リーダーシップの旅を準備するためにも、旅を始め、継続するためにも有効だ。
では、私たちは、この数年でどんな信頼を蓄積したのだろうか。それは、
裸の自分として得た信用だろうか。それとも、名刺や所属する組織の肩書きに
よって得た信用だろうか。
信用(信頼)の蓄積には、落とし穴が待ち構えている。手段であるはずの信用蓄積が、
いつの間にか目的になってしまうと、私たちは旅にでることができなくなる。
しかも皮肉なことに、努力家で責任感が強い人ほど、日常に追われ、不毛な忙しさ
から抜け出しにくい可能性がある。
立ち止まり、自分と対峙し、改めて自分が来た道を振り返る。そこに、自分が本当に
望んでいたものがあれば、大人になっても夢や志を持つことができる。
現在の競争だけに捉われていないか。忙しいふりだけをして、「見えないもの」を
見ること、大きな絵を描くことを忘れていないか。リーダーシップの旅においては、
立ち止まって振り返らないと、見えないものがある。